永尾さんは、パラリンピック日本人最多となる7大会出場、アテネパラリンピック日本選手団主将も務められ、4×400m銅メダルを獲得し、現100m、200m日本記録保持者という輝かしい経歴をお持ちです。
パラリンピック陸上競技の説明の後、講師の永尾さんご本人が、レーサーの実演をしてくださいました。
競技用車いすの洗練されたデザインに生徒たちは、「無駄がない!」「驚くほど軽そう!」「格好いい!」と、目を奪われていました。オリンピアンの実演のスピードと軽やかな運転さばきに、「おぉ~っ」「すごいっ!」と歓声が上がりました。講師の先生の実演の後、代表生徒6名が、車いすリレーの体験をしました。
レース用の車いすは、見るのも、乗るのも、初めての経験で、最初はおっかなびっくりの様子でした。次第に要領を掴んで、スピードを上げる者もおり、その難しさと楽しさを肌で感じていました。1学年対2学年の担任団の対決レースも行われ、会場が盛り上がりました。
「たとえ障害があったとしても、それをマイナスと捉えず、好きだという情熱を原動力に、未来に突き進むことが大切である。」
パラリンピアンの永尾さんのメッセージは、生徒一人ひとりの心に残ったことでしょう。
この講演会を通じて、パラリンピック競技のすばらしさを実感するとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に夢に向かって努力したり困難を克服したりする意欲を培うことができました。
永尾さん、スタッフの皆さま、ご多忙の中、ご協力いただき、誠にありがとうございました。